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Q6:あまりお金がなくても、投信を始められますか?

A6:
はい。まとまったお金がなくても最低1万円から、購入することができます。
現在、一般向けに販売されている、ほとんどの投資信託は手軽に購入できるように、1万円からになっています。

1万円であれば、少し生活費を節約したり、無駄遣いに気をつければ、そんなに無理なく用意できる金額です。

ただし、投資信託は銀行の定期預金と違い、売買するときに、いろいろ手数料がかかるので、注意しましょう。

投資信託は、長期的に保有することによって、初めてメリットがある金融商品です。そのため、無理のない金額を自分なりに考えて、スタートするとよいでしょう。

おすすめの購入方法は、毎月一定額を自動的に購入する「積立買付け」です。これは、投信の購入窓口で、積立用の口座を指定しておけば、毎月自動的に積み立てていく方法です。

始めに手続きしておけば後は手続き不要で、知らず知らずのうちに、まとまった金額を投資できるのでとても便利です。

毎月一定額ずつ購入する方法を「ドルコスト平均法」といいます。
この方法は、投信が安いときに多くの口数を購入でき、投信が高いときには少しの口数の購入になり、結果的に平均購入価格を、安くする効果があります。

投資信託を購入するにあたり、毎月無理のない金額で長く続けていくのが、賢い投資の方法です。そして、早く始めるほど、長期運用のうまみを、得ることができます。

◆長期運用の具体例
例1)
30才〜60才までの30年間 毎月3万円ずつ積み立てると
     ▼
積立てた合計額は、3万円×(30年×12カ月)=1080万円
     ▼
1年複利で平均 年6%の運用利回りとすると
     ▼
60才のときに、約3010万円(税引き前)になります。

例2)
45才〜60才までの15年間 毎月6万円ずつ積み立てると
     ▼
積立てた合計額は、6万円×(15年×12カ月)=1080万円
     ▼
1年複利で平均 年6%の運用利回りとすると
     ▼
60才のときに、約1770万円(税引き前)になります。

例1)と例2)を比べると、積立て合計額と運用利回りが同じにもかかわらず、積立て期間が15年違っているので、その差額が1240万円にもなります。
このことから、運用期間がいかに大きなウエイトをしめるかわかりますね。





<投資信託Q&A一覧>
Q1:運用成績が悪い投信は、すぐ売った方がいいですか?
Q2:投信は元本割れすることがありますか?
Q3:投信の価格は、最大でどれくらい変動しますか?
Q4:どんな投資信託が儲かるのですか?
Q5:初めて投資信託を買う時は、どんな投信から始めるとよいですか?
・Q6:あまりお金がなくても、投信を始められますか?
Q7:定期預金が満期になったので、投信を一括で買いたいのですが?
Q8:初めて投信を買うので、窓口の人にアドバイスを受けたいのですが?
Q9:インターネットで、投資信託を買うのは心配なのですが?
Q10:中小の証券会社で、投信を買うと安全性が心配なのですが?

Q11:投信を長期保有するときに、重要なことはなんですか?
Q12:投資信託を買うと、いろいろ手数料がかかると聞きましたが?
Q13:投資信託の複利効果とはどんなことですか?
Q14:別々の金融機関で買った投信を、1つにまとめることができますか?
Q15:毎月分配型の投信が魅力なのですが?
Q16:公社債投信と株式投信はどちらが有利ですか?
Q17:新興国の株式投信は、大きく値上がりするといわれていますが?
Q18:外国投信と国内投信の違いは何ですか?
Q19:相場が下落しているときは、投信を買わない方がいいですか?
Q20:投資信託を買った後は、どうすればいいのですか?

Q21:持っている投信が、儲かっているのかわからないのですが?
Q22:いつ投資信託を売ったらいいのですか?
Q23:投資信託の運用は、いつ頃から始めるといいですか?
Q24:FXがかなり儲かると聞きましたが?
Q25:今持っている投信の他に、REITも買いたいのですが?
Q26:外国型投信では「為替ヘッジあり」の方が有利ですか?
Q27:新しく販売された、儲かりそうな投信があるのですが?
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