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Q24:FXがかなり儲かると聞きましたが?
A24: 安定的な資産運用が目的であれば、FXは株取引よりもハイリスクの金融商品で、おすすめすることはできません。 FXは、正式には外国為替証拠金取引と呼ばれるもので、投資の対象は外国通貨です。 その特徴は、お金を取引先に担保(証拠金)として預けると、その数倍から数百倍もの取引ができ、為替レートの変動を利用して、収益を得ることができます。 また、異なる通貨の金利差によって、スワップ金利をもらうこともできます。 例えば、米ドルの金利が3%で、日本円の金利が1%であれば、米ドルのFXを買うと金利差2%分がスワップ金利となります。 FXは購入時に円高で、売却時に円安になれば、収益がでる仕組みになっています。 しかし、担保(証拠金)の数倍から数百倍の取引が可能なため、わずかな為替レートの変動によって、大きな収益になることもあれば、その逆に大きな損になることもあります。 時には、担保(証拠金)が全て無くなり、追加で証拠金を入金しなければならないケースもでてきます。 つまり、証拠金を大きく超える損をする場合もあり、投資というよりも「投機」といった方がいい、とてもリスクの高い金融商品です。 ですから、長期的に運用してリスクをおさえ、安定的に運用する投資信託とは、全く性質の違うものであることを、覚えておきましょう。 FXには、為替手数料が安い、24時間いつでも取引できるなどのメリットもありますので、もし、FXの取引をするときは、余裕のある金額のみに限るようにしたいものです。 税金面では、FXの収益は雑所得の扱いとなり、他の所得と合計して総合課税となり、税金が高くなってしまうデメリットがあります。 (ただ、取引所で取引可能な「くりっく365」などは、一律20%の申告分離課税になります。) <投資信託Q&A一覧> |
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