投資信託

Q2:投信は元本割れすることがありますか?

投資信託投資信託Q&A>投資信託 Q2




Q2:投信は元本割れすることがありますか?

A2:
はい、あります。投資信託は、株式と同じように元本が保証されていませんので、相場の変動や運用成績によっては、投資した金額より減ることがあります。

銀行や郵便局に預けておけば、1000万円までは完全に保証されます。しかし、金利が非常に低いので、上手な資産運用とはいえない状況です。

例えば、年利0.8%の定期預金で10年間、銀行に預けると一体いくらになると思われますか?

税率20%で1年複利で計算しても、
100万円が106万6353円にしかなりません。
1年あたりの平均利回りは、わずか0.663%になってしまいます。

一方、投資信託の場合では、10年以上の運用利回りは今までのデータから、年平均6%〜8%になっています。

仮に、年利6.5%の1年複利、税率20%で計算すると、
100万円が170万1710円になります。
(*分配金を10年後に一括で受取った場合)

定期預金と投資信託では10年間で、
170万1710円−106万6353円=63万5357円
もの開きが出てくるのです。

ただし、これには条件があり、投資信託を長期間保有して、なおかつ世界中の株式や債券に分散投資した場合にあてはまります。

短期的にみると、株式市場が大幅に下落することもありますが、10年以上のスパンで見ると、結局、投資信託の利回りが、はるかに有利になることがわかります。

過去の例をみると、
日本株、外国株、外国債券の3つの1995年〜2005年の変動は、次のようになっています。
日本株 約25%下落
外国株 約153%上昇
外国債券 約108%上昇
平均すると→約78%の上昇

もし、これらの3つに100万円を1/3ずつ均等に、投資していたとすると、10年で約178万円に資産が増えたことになります。

もちろん、この10年間の間には、株価や債券の価格が下落して、一部元本割れしたこともありました。

しかし、長期的な運用を心がけ、なおかつ世界中の株式や債券に、分散投資することによって、安定的な資産運用が可能になるのです。





<投資信託Q&A一覧>
Q1:運用成績が悪い投信は、すぐ売った方がいいですか?
・Q2:投信は元本割れすることがありますか?
Q3:投信の価格は、最大でどれくらい変動しますか?
Q4:どんな投資信託が儲かるのですか?
Q5:初めて投資信託を買う時は、どんな投信から始めるとよいですか?
Q6:あまりお金がなくても、投信を始められますか?
Q7:定期預金が満期になったので、投信を一括で買いたいのですが?
Q8:初めて投信を買うので、窓口の人にアドバイスを受けたいのですが?
Q9:インターネットで、投資信託を買うのは心配なのですが?
Q10:中小の証券会社で、投信を買うと安全性が心配なのですが?

Q11:投信を長期保有するときに、重要なことはなんですか?
Q12:投資信託を買うと、いろいろ手数料がかかると聞きましたが?
Q13:投資信託の複利効果とはどんなことですか?
Q14:別々の金融機関で買った投信を、1つにまとめることができますか?
Q15:毎月分配型の投信が魅力なのですが?
Q16:公社債投信と株式投信はどちらが有利ですか?
Q17:新興国の株式投信は、大きく値上がりするといわれていますが?
Q18:外国投信と国内投信の違いは何ですか?
Q19:相場が下落しているときは、投信を買わない方がいいですか?
Q20:投資信託を買った後は、どうすればいいのですか?

Q21:持っている投信が、儲かっているのかわからないのですが?
Q22:いつ投資信託を売ったらいいのですか?
Q23:投資信託の運用は、いつ頃から始めるといいですか?
Q24:FXがかなり儲かると聞きましたが?
Q25:今持っている投信の他に、REITも買いたいのですが?
Q26:外国型投信では「為替ヘッジあり」の方が有利ですか?
Q27:新しく販売された、儲かりそうな投信があるのですが?
投資信託ニュース
投資信託の基本
投資信託のメリット|リスク
投資信託の種類
投資信託を選ぶ
投資信託を買う
投資信託を売る
主なネット証券
投資信託の情報源
投資信託Q&A
サイトマップ
Copyrights(c) 2011 投資信託 All Rights Reserved