投資信託 | ||||||||||||||||||||||||||||
Q20:投資信託を買った後は、どうすれば・・・
A20: 運用成績はもちろんですが、それ以外に、今後の運用方針とリバランス(ヘアーカット)を確認しておきましょう。 投資信託は、決算期ごとに運用報告書が作成され、投資家の方にメールや郵送で送られてきます。また、運用報告書の他にも1カ月〜数カ月ごとに、運用成績をコンパクトにまとめた、運用レポートが送られてくる場合もあります。 これらの運用報告書やレポートには、投資信託の基準価格や純資産総額の変化、現在の評価額など、詳しいデータが記載されています。 これによって、保有している投信の状況を知ることができますので、よく目を通しておきましょう。 そして、あまりにも運用成績が悪い投信に関しては、売却も検討する必要があります。また、継続して投信を保有する場合は、次の2点は必ずチェックしておきましょう。 1)今後の運用方針 投資信託を設立する場合は、運用方針を立ててどのようなカテゴリーに、投資するかが決められます。これを一般の投資家に公表した書類が、目論見書(もくろみしょ)です。 しかし、投資信託はある程度時間がたつと、運用方針が変更になる場合もあります。 例えば、当初、世界債券70%、世界株式30%の比率で運用する予定の投信が、世界債券30%、世界株式に70%の比率に変更になる場合など、決算ごとにたびたび運用方針が、変更になる投信があります。 このような投信は、長期的運用の面から見ると、安定した運用成績が期待できません。運用方針の変更があった場合に、その内容が納得できないときは売却を検討しましょう。(今後の運用方針は、運用報告書に記載されています。) 2)リバランス(ヘアーカット) リバランス(ヘアーカット)とは、投資信託の資産内容の比率を、見直すことをいいます。 投信を複数保有していると、それぞれの投信の運用成績によって、その資産比率に違いがでてきます。それを修正するために、投信の一部を入れ替えることをリバランス、伸びすぎた部分を売ることをヘアーカットといいます。 例えば、下表のように全てのカテゴリーを、25%の比率で運用する予定だったのに、その後の運用成績の違いによって、比率が変わってしまった場合は、リバランスやヘアーカットを行います。
この表のように、それぞれの投信の比率が変わった場合は、元の25%の比率に戻すため、 ・毎月の積立額を変更 ・・・例: B投信とD投信の積立額を増やす ・比率を調整 ・・・例: B投信とD投信を買い増し ・保有している投信の売買で調整 ・・・例: C投信の5%を売って、B投信3%、D投信2%を買い増し などの方法で、リバランスやヘアーカットするとよいでしょう。 もちろん、ご自身の年令に応じて、それぞれの投資信託の比率を見直して、新しい比率で、改めてリバランスするのもよいでしょう。 <投資信託Q&A一覧> |
|
|||||||||||||||||||||||||||
Copyrights(c) 2011 投資信託 All Rights Reserved |