投資信託 | |||||||||||||
Q25:今持っている投信の他に、REITも・・・
A25: 今のところ、長期運用に不向きなREIT(リート)が多いので、もう少し様子をみた方がよいでしょう。 REITは、不動産に投資してその家賃収入や不動産の売買によって、収益を得る仕組みになっています。 家賃収入の場合は、土地や建物の価格が下落しても、それと同じくらい下落することはなく、リスクが小さいといえます。それに、毎月決まった家賃が安定的に見込めるため、一般の投資信託とは、収益の内容が違っています。 一方、土地や建物は、市場の変動がそのまま価格に影響してきますので、不動産価格が低迷しているときは、なかなか売買による収益を確保するのが、難しくなります。 また、金利が上昇傾向になると、不動産売買による金利負担が大きくなるデメリットがあります。 通常、株式にしろ不動産にしろ、価格が下落しているときは、取引量が少なくなりますが、価格が下落しているときにこそ、投資しておくほうが後々の収益が大きくなります。 特にREITの場合は、家賃という一定の収益があるため、長期的な運用に向いている金融商品といえます。 REITそのものは、証券取引所に上場しており、株取引と同じようにリアルタイムで取引ができ、手数料もかなり安くなっています。 ただ現在、販売されているREITの多くが、分配金を毎月受取る「毎月分配型」であることが残念なところです。 毎月分配型は、分配金を受取るたびに、運用益を取り崩して、なおかつ手数料や税金が差し引かれ、投資信託のメリットである複利効果がなくなってしまいます。 せっかく家賃という安定した収益があるわけですから、分配金を再投資する無分配型の投信に投資したいものです。 ですから、毎月分配型のREITを購入する場合は、老後の年金の不足分を補う場合を除いて、無分配型のREITが販売されてからでも遅くはありません。 <投資信託Q&A一覧> |
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