投資信託 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Q15:毎月分配型の投信が魅力なのですが?
A15: 資産を確実に増やしていきたい場合は、毎月分配型の投資信託は損になります。 投資信託の大きな特徴の1つが長期運用ですが、この長期運用のメリットは、短期的な株式や債券の価格変動リスクを小さくする他に、複利効果というメリットがあります。 投資信託は、通常1年複利のものがほとんどで、 例えば、1年間の平均利回りが7%で、元金100万円の投資信託を、20年間複利運用すると約387万円になり、複利運用しない場合と比べると、147万円も違ってきます。(税引き前) また次の条件で、毎月分配型投信と無分配型投信の20年後を比較してみると、その違いがよくわかります。 [条件] ・平均利回り7% ・元本は1000万円(一括で購入) ・毎月分配型投信は、毎月手取りで3万2000円の分配金を受取り ・無分配型投信は、償還時(満期時)に一括で分配金を受取り ・運用益にかかる税金は20% ・売却時に必要な手数料(信託財産留保額)は0.5% ・わかりやすくするため、ここではその他の手数料は計算に入れていません。 <毎月分配型投信の例>
<無分配型投信の例>
この2つのケースの、最終的な収益を比較すると
このように分配金の扱いによって、最終的な収益には大きな差ができます。 もちろん、毎月の分配金の受取り額を減らせば、その差は小さくなりますが、それでも無分配型の投資信託の方が、断然お得であることは変わりません。 月に一度、分配金が入金されるのは、楽しみなものです。しかし、毎月分配型の投資信託は、実は、銀行の定期預金の利子を、わざわざ手数料を払って受取っているのと、同じことなのです。 <投資信託Q&A一覧> |
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