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Q26:外国型投信では「為替ヘッジあり」の・・・
A26: 分散投資の効果からいうと、「為替ヘッジなし」の方が有利です。 外国型投信を実際に運用する場合は、日本円でなくほとんどが米ドル建てで行われます。 (もちろん、日本国内の販売窓口では、日本円での購入になります。) このため、外国型投信では、為替変動のリスクを避けるために、購入時にあらかじめ売却時の為替レートを、円と同じ値動きにすることができます。 これを「為替ヘッジあり」といい、為替レートの取り決めをしないことを「為替ヘッジなし」といいます。 こう書くと、為替ヘッジありの方が、円高になろうが円安になろうが、リスクを避けることができ、有利に思えます。 しかし、実際は為替ヘッジありにすると、その分の手数料がかかり、運用成績に影響がでてきます。 外国型投信に投資する目的を考えると、世界中に分散投資することによって、リスクをおさえるためです。 そのため、為替ヘッジありにすると、日本円と同じような値動きになってしまうため、本来の目的である分散投資とは違ってきますので、為替ヘッジなしを選ぶのが良いわけです。 もちろんこれは、日本と世界の株式や債券に、バランスよく分散して投資している場合に、あてはまります。 もし、外国型投信だけに投資する場合は、為替ヘッジありを利用することも考えられます。 ただ投資信託の運用は、世界中に長期的に分散投資することによって、安定的な収益を得るのが目的ですから、外国型投信だけに投資するのは、避けるようにしたいものです。 なお、参考までに、外国型投信は円高のときに購入し、円安のときに売却すると大きな為替差益になります。 (ただ、為替の変動を予想するのは、株価を予測するより難しいといわれていますので、簡単に思ったようにはなりませんが。) <投資信託Q&A一覧> |
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