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Q18:外国投信と国内投信の違いは何ですか?
A18: 外国の株式や債券に投資する外国投信は、為替レートの変動リスクがあります。このリスクは、国内投信にはないものです。 日本で外国投信を買う場合、その支払いは、もちろん日本円になります。しかし、実際に外国投信を運用するときは、主に米ドルに両替して株式や債券を売買することになります。 このため為替レートは、外国投信の運用成績上、大きなウェイトをしめることになります。 米国債を売買するときの例を上げると、 100万円で米国債を買うときに、1米ドル=100円だったとすると、 100万円÷100円=1万米ドル ↓ 米国債を1万ドル分購入できます。 そして、この1万ドル米国債を売ったときの為替レートが、 1米ドル=120円になっていたとすると、 1万米ドル×120円=120万円 ↓ 100万円で買った米国債が、120万円になります。 外国投信を購入してから売却するまで、全く運用益がなくても、為替レートの変動によって、20万円も儲かったことになります。(ここでは、手数料は除きます。) つまり外国投信は、円高の時に購入して、円安のときに売却すると、為替差額分がそのまま利益になります。その逆の場合は、差額分がそのまま損失になります。 このような為替レートの変動リスクを避けるために、外国投信には為替ヘッジというシステムがあります。 「為替ヘッジあり」の外国投信を購入すると、為替レートが日本円と連動するので、売却するときも変動の影響を受けることはありません。(ただし、手数料がかかります。) 「為替ヘッジなし」を購入すると、売却時には為替レートの差額分が、そのまま利益や損失になります。 *なお、外国投信の運用では、ほとんどが米ドル建てになっていますが、一部ではユーロ建てやオーストラリアドル建てなどもあります。 <投資信託Q&A一覧> |
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