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最低購入価格

ほとんどの投資信託は、最低購入価格は1口1万円からになっています。

もし個人が1万円で、株式や債券を購入するとしたらどうでしょう?
希望する銘柄の購入は、ほぼ不可能といってもいいでしょう。

仮に20万円用意しても、購入できる銘柄数は限られ、複数の銘柄に分散投資することは、とてもできません。

株式の売買では、個別の銘柄を指定して、それぞれの価格をチェックしながら、売買することになります。

リスクをおさえるために、複数の銘柄に分散投資する場合は、少なくても百数十万円以上の資金を、用意する必要があります。
そして、株価情報や企業業績をチェックする時間も、ばかになりません。

投資信託を購入するにあたり、何十万円あるいは、何百万円の資金を用意する必要があると、なかなか購入しずらくなります。

このようなことがないように、投資信託は最低購入価格が1万円からのものが多く、経済的な負担が軽くなっています。その上、この1万円で複数の株式や債券に、分散投資できる仕組みになっています。

最低購入価格が1万円であれば、試しに購入したり、少し生活費を節約すれば、抵抗なく購入できる金額です。

ただし、建物や土地などの不動産が投資対象であるREIT(リート)や、株価指数に連動するETF(上場投資信託)の場合は、最低購入価格が十数万円からのものが多くなっています。

ちなみに、2003年〜2008年の5年間で投資信託の投資額は、約2倍に増えているという統計がでています。
もちろん、銀行や郵便局の低金利も、大きく影響しているのも事実でしょうが。

なお、1口1万円という金額は、募集期間だけ購入できる単位型と呼ばれる投信で、いつでも購入できる追加型の投信は、常に市場の変動に合わせて、最低購入価格が変動しています。


投資信託は、最低購入価格が1万円からで、しかもその1万円で複数の銘柄に分散投資できるメリットがある





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